施術が終わってから、予約の整理とLINEの返信。気づけば毎晩、受付の机に向かっている。
おひとりで整骨院・接骨院を回していると、こうした夜は珍しくないのではないでしょうか。
この記事では、私が実際に支援した接骨院の例をもとに、AIでどこまで事務作業を減らせるのかを整理します。
ひとりで回す院の事務作業は意外と多い
院長がひとりで運営する院では、施術以外の作業もすべて院長の仕事になります。まず、どこに時間がかかっているかを見ていきます。
予約の二重入力が毎日の負担になる
支援した接骨院は、院長おひとりで運営し、来院は1日約10件でした。予約はLINE・電話・店頭の3つから入ります。
予約が入るたびに、紙の台帳で空きを確かめて書き込み、さらに Googleカレンダーにも入力していました。1件あたり約1分、1日10件で10〜20分です。
1日10〜20分でも、1か月にすると数時間になります。
AIは調べものと下書き止まりだった
この院長は、ChatGPT と Claude を使ったことがありました。ただ、使い道は記事の骨組みづくりや、迷ったときの相談まで。AIは「調べものと下書きの道具」という見え方でした。
予約の自動化を設計した実演
60分のオンライン相談で、予約の仕事を題材に、AIに作業を任せる流れを実演しました。
LINE予約からカレンダー登録まで
Claude Code(指示すると自分でプログラムを書いて動かすAI)を使い、次の流れを設計しました。
- 公式LINEに「予約」と送ると、予約ページのURLが自動で返る
- 患者さんが空き枠のページを見て、タップで予約する
- 確定すると Googleカレンダーに自動で登録される
- 院長と患者さんの両方にLINEで通知し、前日18時に自動でお知らせする
予約の仕組みの骨子は、実演のなかで約20分で形になりました。
院長がいちばん驚いたこと
院長がいちばん反応したのは、AIが自分でファイルを作り、作業の許可を求めてくる様子でした。
ChatGPT などは考えを返してくれる存在です。それに対して、Claude Code のようなAIは実際に手を動かします。「考える」だけでなく「作業する」AIがあると分かったことで、見え方が大きく変わりました。
個人事業主と相性が良い理由
自動化には、LINEやGoogleなど外部サービスとの連携を許可する手続きが必要です。会社員は自社の仕組みの権限を持っていないことが多いのに対し、院長は自分で許可を出せます。ひとりで運営する院は、自動化を進めやすい環境です。
AIに任せる作業と人が残す作業
すべてをAIに任せる必要はありません。整骨院の事務作業を、任せやすいものと人が残すものに分けて考えます。
任せやすい作業
- 予約の受付と、カレンダーへの登録
- 予約の前日のお知らせ
- よくある質問への返信の下書き
- ブログやお知らせの文章の下書き
人が残す作業
- 施術の内容や体の状態に関わる判断
- 患者さんの個人情報の管理
- 返信の最終確認
患者さんの健康に関わる情報は、AIに入れる前に扱いを決めておきます。予約のように、名前と日時だけで済む作業から始めると安心です。
最初の1つを選ぶチェック
- 毎日くり返している作業か
- 入力や転記など、手順が決まっているか
- 間違えても人が見直せば取り返せるか
まとめ
おひとりで回す整骨院・接骨院でも、AIで減らせる事務作業はあります。
- 予約の二重入力は、受付からカレンダー登録まで自動化する流れを設計できる
- AIには「考える」ものと「作業する」ものがある
- 健康に関わる判断と個人情報は人が持つ
まずは予約のように、毎日くり返す作業1つから始めるのがおすすめです。
よくある質問
パソコンが得意でなくても導入できますか?
何を自動化するかの整理から、仕組みづくり、使い方の説明まで一緒に進めます。操作に不安がある方も、まずは無料相談でお聞かせください。
患者さんの情報をAIに入れても大丈夫ですか?
入れてよい情報と入れない情報を、最初に一緒に決めます。予約のように名前と日時だけで済む作業から始めると安心です。
予約の自動化や事務作業の相談は、AI活用支援・コンサルのページをご覧ください。院のホームページづくりはWeb制作のページで紹介しています。全国オンラインで対応しています。まずは無料相談のお申し込みからどうぞ。



